バンド演奏に先駆けた、効果的で実践的な練習方法を紹介していきます。
次に1から8のリズムを組み合わせて2小節のリズムを作って構成していきます。
図2と図3をご覧下さい。これは図1のリズムシートを使った2小節のリズムの組み合わせ方になります。 図2のように、1を基本にはじめた場合は、2小節目を2、3、4、・・と順番に組み合わせることで2小節のリズムパターンを作っていきます。 図3のように、2を基本にはじめた場合は、2小節目を1、3、4、・・といった感じで組み合わせていきます。 この要領で順序よく1から8のリズムを組み合わせて練習していきます。
では、より実践的な練習を、上記の練習法をヒントに紹介します。
今度はもう少し大きなサイクルでリズムを作ってみます。 1を4小節、2を4小節というように8小節の構成を作ります。(図4) 注目してもらいことは、5小節からリズムをサポートするハイハットがライドシンバルに変わることです。ライドシンバルは主にサビメロのような盛り上がりの展開をするセクションにもちいると効果的ですが、図4のように前半の4小節はAセクション、後半5小節目からはサビセクションのように、曲の展開を想定した構成で取り組みます。「ライドシンバルの個性的な使い方」を参考にしながら、その効果を確認してみてもよいでしょう。
図5は、6、7、8、のリズムの組み合わせに、クラッシュシンバルやフィルインをいれて構成たものです。
このように、リズムシートのリズムをパズルのように組み合わせて練習することで8ビートらしい基本的なフォームを身につけることができます。セクションのはじめにシンバルでアクセントを加えたり、セクションの変わり目でフィルインをつけてあげたりすると、実践的な練習にも役立ちます。もちろん組み合わせは自由なので、リズムシートをうまく活用してトライしてみて下さい。
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