リズムの表と裏を知ろう! 初心者のための練習方法

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リズムの表と裏

ここで一度、簡単なリズムトレーニングをしてみましょう。

リズムの表と裏とは?

リズムには表の拍と裏の拍があります。 一般的には1、2、3、4、とカウントを数える強いアクセントがくるところを「表」といい、強いアクセント同士の間「and」の部分を「裏」といいます。
別の言い方で、「表をオンビート」「裏をオフビート」という言う場合もあることを片隅に覚えておきましょう。  ではさっそく、表と裏の感じをつかむためにメトロノームを使って譜面に書かれた音符を手で叩いてみましょう。 ※mp3は右トラックにクリック、左トラックに手拍子が入っています。
表も裏も音符の長さは同じ1拍分の長さです。メトロノームを鳴らしながら、いつも自分の音が均等なタイミングで音が鳴らせるように練習しましょう。

では、表と裏がドラムのビートの中でどのようなタイミングで入るのか確認してみましょう。 まず、ドラムのフレーズを聞きながら「表」と「裏」を手で叩くことで拍を体感します。このとき、口でカウントをしながら行うと効果的です。言葉と手拍子でキャッチボールしているような感覚がつかめるとグッドです。
リズムにおける裏の役目は、リズムを強く感じるオンビート同士の間で「クッション」のような働きをしています。キャッチボールで例えるなら、ボールが空中に浮いている空間がオフビート(裏)にあたるわけです。この裏をコントロールしたり感じることができて、オンビート(表)をより引き立たせることができることを知っておきましょう。

シンコペーションとは?

リズムの裏拍と表をタイで結んだフォームを「シンコペーション」といいます。 シンコペーションはユニークな特徴を持っていて、表の流れをひっくりかえしたようなリズムの流れを不規則な流れに変えてしまう要素を持っています。 裏の音符を表の音符へタイで結んだときの表の音は弱くなるので裏でアクセントをいれたように聞こえます。
では、いくつかのシンコペーションフォームを紹介します。 メトロノームを鳴らしながら、譜面に書かれた音符を手で叩いてタイで結んだ音符の感じをつかんでみましょう。(mp3は右トラックにクリック、左トラックに手拍子が入っています)
このようなリズムの基本トレーニングは、ドラムのみならず音楽全体に日常茶飯事使われるフォームなので繰り返し練習しましょう。