ドラムの譜面にも五線譜が使われます。
a.のようにシンバルやスネアドラム等をどの位置(高さ)に配置させるか、おおよそ決められているはいるものの、ピアノなどの楽譜のように、きちんと決まっているわけではありません。 ドラムの楽譜はあくまでも、大まかな目安として決められた約束ごとのようなものです。 a.
b.は四つのタムを使った記譜例ですが、左のスモールタムの高い音程から右のバスタムへ移動したときの記譜はこのようになります。
b.
c.とd.は実際使われるリズムの記譜例で、両手両足のリズムフォームを書き示したものです。
d.のfill in(フィルイン)とはぞくに"おかず"とも言われていて、リズムにあったフレーズや曲調にあったフレーズで埋めてあげることを示します。こう示すことで譜面を見やすくするだけでなく、演奏者の自由な表現と叩き手のセンスで演奏を盛りたてていけるのです。 c.d.
e.はハイハットをステックで叩いたときの記譜例です。
○はハイハットを開いて叩く。+は閉じて叩く。 e.
f.は多くに使われている記譜例で、c.にe.を組み合わせたものです。
f.よく使われるドラムの省略記号
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