シンバルは、アクセントを強調する「クラッシュシンバル」と、リズムをサポートするときに使われる「ライドシンバル」があります。
シンバルの構成はこのようになります。
クラッシュシンバル(16インチから18インチ)クラッシュシンバルは主に、セクションの変わりめなどの先頭にいれてあげます。強くアクセントが欲しいところに使ってあげるのが、一般的であり効果的です。 ステックのショルダーを使って、シンバルのエッジ部分を叩きます。
クラッシュシンバルを使って演奏してみましょう。
2小節目の2拍目から3拍目にまたがるシンコペーションに使うと、裏拍の力強さが強調されます。
ライドシンバル(20インチから22インチ)ライドシンバルはクラッシュシンバルとはちょっと変わった特徴と役割があります。ライドシンバルはクラッシュシンバルに比べて、口径も厚みもあってクラッシュシンバルほどサステーン(音の長さ)をもちません。その控えめで明るい音の特徴は、サビなどの盛り上がる展開などにとても馴染む効果があることから、ハイハットのようにリズムをサポートする役割として使うと効果的です。ステックのチップ部分で叩きます。記譜については、ハイハットなどのシンバル記号と同記されることが多いため、セクションの最初に赤丸のように「Ride.」と記されることが多いです。
リズムをサポートするハイハットとライドシンバルを、同じリズムの中で交互させて叩く練習をしてみましょう。ハイハットのときはAメロ、ライドシンバルのときはサビメロ、といった具合に曲が展開したことをイメージしながら取り組みましょう。
個性ある使い方1〜カップを叩くリズムのビートを引き立たせる為に、カップを使ってアクセントを強調することができます。また、明るくキレのある音の特徴をいかして、カップ単体でリズムを奏でることもできます。
ハッキリしたビートを強調したいときなど、効果的です。
個性ある使い方2〜ボウを打つシンバルのボウの箇所を、ステックのショルダーで押し当てるようにして鳴らす個性的な奏法があります。
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