ここでは、歩くという自然な動きを利用して、ドラムを叩いてみます。
では、「歩く」というごく当たり前の動きを使って、カウントに合わせながら右足と左足を動かしてみることにしましょう。
この下半身の動きを持続させながら、右手を8分音符、左手を2拍4拍にテンポに合わせながら叩いてみると、8ビートのフォームになります。
左手のアクセントに変化をつけてみましょう。右足と左足を自然に歩く意識で動かすことによって、右足と左足のリズムを保ったまま左手に意識を集中することができます。歩くという意識を持ちながら、左手に多くの意識を注いで下さい。
歩くという動作を使って下半身のリズムをキープすることは、音楽がリズムにのって歩き進んでいくような「躍動感」を表現することにもつながっています。すなわち、リズミカルに歩いていく感覚でドラムを演奏することが、「ノリのいい音楽」を生み出す源となるのです。
ここで一度、これまでの内容を「歩く」という自然な動きを活用して、おさらいしてみて下さい。きっと、はじめに苦労していたことが簡単に感じられたり、自分の身体の中で新たな発見があると思います。
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